片岡空の上の空

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「100億人―私達は何を食べるのか?」を見て

「100億人―私達は何を食べるのか?」を見て

先日アマゾンプライムビデオで良いのがないか探していたら、

「100億人―私達は何を食べるのか?」

というタイトルが視界に入った。

食料難の問題は前々から知識としては知っていたし、その周辺情報も正直他の人とは頭2つ抜けているくらい情報は仕入れている自身がありました。

例えばですが、

インポッシブルフードにはかなり早くから目につけていたし、大学での根細胞の研究をしている人と話したこともあるし、土の中にいる微生物の研究をしている人と話したこともある、実家は農家で交配種についてもそれなりの知識がある。

ただ、自分の手足で食料難問題に対してアプローチを行ったことはなかったし、正直なはなし食料難問題に直面するのは子供か孫のライフタームなので優先順位を低く捉えていました。

そして何より私の中で食料難に対する100点の回答は持っていませんでした。

見る前の私の食料難に対する回答としては、「ラボ肉、昆虫食、交配種、戦争や疫病で人類が減る、人体の細胞をいじり食事量を最小限にする、あたりのどれか、または複数で、どれになっても問題が解決されればそれで良い」という考えでした。

「日本の政治が良くなれば政党も政治家もどこの誰でもいい」という考えに似たイメージでした。

 

映画の内容としてはタイトル通りですが、今後30年〜50年後人類は100億人になるだろうということそしてそれによって食料難が起こること、そして今の食料を作っている人や食料難の対応策を考えている人たちにそうなった場合はどこまで耐えれるのかといった内容をインタビューして回るといった内容でした。

もちろん知っている情報も多かったですが、「牛豚鳥の肉については餌が先に足らなくなる」、「野菜については肥料が先に足らなくなる」、「交配種については、実は一部地域でしか成果が出せていない(地域によって、塩害、日照時間、発生する虫がことなるので結局アメリカで作った交配種はインドじゃ役に立たなかったりする)」

詳しくは見ていただくのが一番だが、映画の中でのアンサーとしては、

「大規模農家でなく小規模農家の商品を買うほうがいい、地産地消に協力しましょう」みたいなのが結論として置かれていた、、、。

教科書的というか面白みの無い着地点ではあるが、否定はできない、ただ私としてはそれはあくまでも理想論であり、現実論は大規模農家のほうが安いし、購入する難易度も低くそれだけではそう簡単には問題は解決できないのではないかと思う。

一体どれだけの人がどれだけの帰還「大規模農家の非売行動」を行えば大規模農家は解散して小規模農家に分け与えられるだろうか?

私の中での映画を見たあとの食料難に対する回答としては、

実際に食料難になる少し前に、食料の値段が一気に2倍3倍に跳ね上がり、餓死をする人や、食料泥棒や暴動が起き、やっと人々が食料難に気づいて行動するという、バカは怪我してから気付く。という未来が濃厚な気がしています。。。