片岡空の上の空

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なろう小説についてちょっと考えた。

なろう小説についてちょっと考えた。

 

最近アニメが異世界ものばかりでちょっとうんざりしています。

その背景にある原作の「なろう小説」についてちょっと考えた。

 

先日友人から聞かれた。

「 なんで実際の世界ではVRMMORPGがそこまで流行っていないのにラノベ小説でははやっているのか?」

という質問が始まりでした。

 

確かに、ソードアート・オンラインを代表にオンラインゲームの中に入ってしまい、そこからストーリを展開するなろ小説は沢山ありますが、私の周囲にネットゲームにどっぷりハマっている人がいなくて、、、たしかに気になる案件なので少し真剣に考えてみました。

 

1.実はネットゲームは一部界隈で流行っているが、界隈の外に情報は出てこないで私のinput範囲の中に入っていない説

これはありそうですが、自分から調べに行こうとしてもアウトプットしている人がそもそもいなそうです、なぜならネットゲームはネットゲーム内でインプットとアウトプットどちらもできてしまうからでしょう。

 

2.今流行っているのは世の中のニーズとそれがぴったりだからで、実際の良し悪しにはあまり関係なく流行ってしまっている。

これがおそらく正解だと思う少し詳しく解説が必要そう。

 

今までよく利用されていた、景気の上下と反映されるネタとして有名なもので

「ドラキュラ」と「フランケンシュタイン」があります。

不景気には「流水・日光・銀の弾丸」など弱点の多い「ドラキュラ」が、

好景気には弱点の少ない「フランケンシュタイン」が流行るというものです。

他にも「女子高生のスカート丈と景気の関係性」 というのも昔話しに上がりましたが、

これはおそらく「ビジネスマンの抱えるストレスの平均値」を敏感に受信し、アウトプットに即座に反映されるのが「女子高生のスカート丈」なのではないかと思います。

おそらく、不景気だとストレスの平均値が上がり犯罪性、やいやらしい目線を出すサラリーマンが増え、それに応じるように女子高生のスカート丈は長くなり、好景気になればその逆が起こる。ということでしょう。

つまりは景気に沿って人の深層心理と調和が起こり、マッチしたものが流行るというものです。

 

ここから察するに「異世界転生物が流行る」かつ「ネットゲームをしている人は少ない」という2点は、

『現実から逃げ出したいが、実際に逃げ出すことができないのを理解しているので、気持ちだけでも、一時だけでも逃げ出したい。ただ、現実を捨てるリスクは背負いたくない。』

という感情を表しているように感じます。