古い環境をガッツリ変えるときに起きた事項をメモ
古い環境をガッツリ変えるときに起きた事項をメモ
【現状】
・CentOS6.6(さくらVPS)
・ruby 2.2.1
・rails 4.2.0
【やりたいこと】
・ruby 2.6.3
・rails 5.2.3
にアップデート
【発生した問題】
1. 「mini_racer」のgemがインストールできない。
-インストールするためにはC++11に対応したコンパイラが必要
-GCC4.8以上に上げてもこける
2.対応する選択肢
A.OS自体を変える
B.OSをバージョンアップする
C.Dockerで動かすようにする
D.Railsを4系最新セキュリティパッチまでのバージョンアップとする
3.それぞれのメリット・デメリット
A.OS自体を変える
メリット
・Ubuntuなど今後の開発に備えてOSから再検討できる。
デメリット
・影響範囲が大きい
・環境構築工数が大きい
B.OSをバージョンアップする
メリット
・OS自体を変えるよりは影響範囲は小さい
デメリット
・影響範囲が大きい
・環境構築工数が大きい
C.Dockerで動かすようにする
メリット
・Dockerを一度入れてしまえば、devと本番での環境依存が減らせる。
・新エンジニアが入ったときの環境構築工数削減
デメリット
・Dockerの環境がまだない。
※CentOS6だと最新のDockerはおそらく動かない
D.Railsを4系最新セキュリティパッチまでのバージョンアップとする
メリット
・影響範囲は小さい
デメリット
・時間が経てば問題は再発してしまう。
4.結論
・新規でステージングサーバーを立ち上げ、OSを変更
・ステージングサーバーが弱くDockerが入らなそうなため、まるっとみなおした。
元ステージングサーバー
-CPU:1コア
-メモリ:512MB
-ストレージ:20GB
・多少サーバー費用はそれによって回避できる人件費を考えればかなり割安と判断。