AWSのサポートも間違えるのPerformance insightsの注意点
AWSのサポートも間違えるのPerformance insightsの注意点
Performance insightsとは?
AWSのPerformance insightsってご存知でしょうか?
Performance Insights はデータベースパフォーマンスのチューニングとモニタリングを行う機能で、データベースの負荷をすばやく評価し、いつどこに措置を講じたらよいかを判断するのに役立つサービスです。
もちろん自分たちでスロークエリやlogからボトルネックを探し、パフォーマンスのチューニングをすることも可能ですが、グラフィカルで直感的にボトルネックを見つけられるのは、ボトルネック確認の人件費を削減することができます。
Performance insightsの価格
ずばり、継続する 7 日間のパフォーマンスデータ履歴は「無料」で使用することが可能です。
基本的に7日分のデータがあれば、DBのパフォーマンスチューニングには十分だと思います、もし、7日分以上のデータがほしい場合も有料にはなりますが、利用することは可能です。(値段は下記参照)
Performance insightsの使い方
Performance InsightsはAWSの管理画面のDBの作成・変更時に有効化をすることによって簡単につかうことができます。
コマンドラインから何かをインストールして、、、といった作業は必要ありません。
Performance Insightsのよくある質問
Performance Insightsの存在を知ったときに、私が感じた疑問点が「よくある質問」ページに記載されていたので、念の為こちらにも記載いたします。
Q:Performance Insights を有効にするとデータベースのパフォーマンスに影響が及びますか?
-昔の監視ツールあるあるで、負荷を減らしたいから監視しているのに、監視ツールが負荷そのものになる。という笑えない笑い話が昔ありました。
A:Performance Insights のエージェントは、データベースのワークロードを邪魔しないように設計されています。
-流石ですね。
Q:拡張モニタリングを使用し続けるべきですか、それとも Performance Insights を使用するべきですか?
-すでに自作で設定している場合、どうしようかなと。もしPerformance Insightsが今後どんどん発展していくなら、全部移動させたほうがいい気がしました。
A:拡張モニタリングを使用して O/S メトリクスのモニタリングを行っているお客様は、引き続き拡張モニタリングでデータを取得してください。
-無理に寄せなくてもいいようです。使いたきゃ使えば程度なのでしょう。
Performance Insightsの注意点
こちらが本題となりますが、実はPerformance Insightsにはサポートの方も100%は把握しきれていない問題点がございます。
それは
「対応しているインスタンスタイプがわかりにくい」
ということです。
これはよくある質問にも載っておらず情報が少ないため、私以外にも躓く方が多いかと思います。
AWS側からの利用条件は下記ページのとおりになります。
Using Amazon RDS Performance Insights - Amazon Relational Database Service
ですが、Performance Insightsの対応状況は変化しているようで、このドキュメントが追いついていない現状があるようです。
私はこの掲載にあります
「T3 インスタンスクラスを選択した RDS for MySQL、T3 インスタンスクラスを選択した Aurora PostgreSQL で利用できます。」を信じておりました。
Performance Insights が T2 および T3 インスタンスタイプのサポートを開始
上記のAWS側からの利用条件にも
「For Amazon RDS MariaDB and MySQL, Performance Insights is not supported on the following DB instance classes: db.t2.micro, db.t2.small, db.t3.micro, and db.t3.small.」
とあります。
「t3.mediumなら問題ない」ように思えませんかね。
じつは以前はできたようなのですが、AWS側で利用条件の変更があったようで、
「Auroraの場合はR系のみ利用可能」となっているようです。
ご注意ください。
これの情報は誰かのためになれば嬉しく思います。